縁をつなぐ第一歩は?

 保育所へ通い始めてから一年が経とうとしています。「子供の社会へ入り、本人にとっても、私達親にとっても、日々勉強になる事ばかりです。色々な意味でマイペースですが、それでも、身体は元気にお貸し頂き、喜んでいます。
 たんぽぽ教室の親御さん方と教室でお茶を飲む機会があり、ある教友の方を二人の方が御存知で、天理教の話になりました。一人の方は「私も一度天理へ行ってみたいと思っているの。」もう一人の方は「嫁ぎ先が信仰しているので、その方は知っています。あ、私は信仰してないんですけど」との事でした。それぞれに育った環境も考え方も違い、それぞれに思いがあるのだと思います。
 私はまだまだ未熟者で、にをいがけにも満足に歩けずに、現在に至ります。なので、どこにいても、まず「うちは天理教の教会なんです」と言う様にしています。私を通してお道を知ってほしいという思い、私の行い次第でお道のイメージが変わるというプレッシャーも自分に与えるためです。(笑)
 「この人の側に居ると、何だか気分が良い、何か信仰しているのか」という様な事を思って頂けるのが一番いいのかもしれませんが。さまざまな機会を通じてお道のお話ができる様に、御縁を大切につとめたいです。
 ちなみに、前に書かせて頂いた、他宗教の御夫人さん。お道のパンフレットとお下がりのお菓子をお渡ししたら、丁寧に断られましたが、私も何とか頂いて欲しいともう一押し、二押ししたところ、お菓子だけならと頂いて下さいました。(笑)
 神様が「自分の口を使って、お話しなさい、つなぎなさい。」と言っておられるのだと思います。…頑張ります。
 お道では「人間は皆、親なる神の子供であり、お互いは兄弟姉妹」と教えられています。世界中の人間は皆一れつきょう だいの縁で結ばれています。縁をつなぐ第一歩は、相手を思いやる心を持つことにあるかもしれません。
天理時報より