相手がほしい物を
ゴビ「博士、5月の第2日曜日は母の日でしたよ。」
博士「そうじゃのう」
ゴビ「カーネーションが母の日によく贈られるのは、カーネーションが母への愛という象徴だったかららしいですが、それ以外の花は贈ったらダメですかね?」
博士「まあ、そんなことはないと思うよ。」
ゴビ「でも博士、意外な事に、お母さんがもらって一番うれしいプレゼントは何だと思います?」
博士「う~ん、ちょっと分からんな~」
ゴビ「実は、ある調査では、何と第一位は手紙だそうですよ。」
博士「なるほどね~」
ゴビ「やはり、人も神様と同じように、心を受け取るのがうれしいんですね。」
博士「そうだね。しかし、何にせよ、人に贈り物をするときは、自分の欲しい物ではなく、相手がほしい物を考えて上げるのが大切じゃよね。」
ゴビ「もちろんですとも。自分の好みと相手の好みが一緒とは限りませんからね。」
博士「でもそこは、神様に対しての、日々の道すがらにおいても注意しないといけない処なんだよ。」
ゴビ「日々の道すがらですか」
博士「神様のお好きな、成人の理、陽気ぐらしをお供えせず、ほこり、不足、不満をお供えするということも無きにしもあらずなんじゃな。」
ゴビ「自分の好きをふるまうってことは、本当気をつけないといけませんね。」
博士「その通りじゃ。ところでゴビちゃんは、お母さんに何をプレゼントしたんじゃい?」
ゴビ「この前、通りかかったお菓子屋のどら焼きがとってもおいしそうだったんで、どら焼きをプレゼントしました。」
博士「う~ん、それって、自分の好みじゃないの?」
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