世界並み
みなさ~ん。あけましておめでとうございます。正月はいかがお過ごしでしたか? 僕はこの正月、珍しい人に会いました。
それは、いとこの剛君って言うんだけど、彼は、今、アメリカで生活しているんだ。ブロードウェイを夢見てミュージカルの勉強をしているんだって。かっこいいよね。剛君のすごいのは、言葉も分からず渡米したんだ。すさまじい行動力だよね。
ところが、剛君、せっかく4年ぶりに帰国したのに、明日にはもうアメリカにかえるって言うんだ。もっと色々話聞きたかったのに~。
ホント彼は、僕のサイフの中身と一緒だよ・・・ もっとゆっくりしていけばいいのに。
さて本題、今月は「世界並み」についてお話します。
一般の用語にも「世界並み」に近い言葉で「世間並み」っていう言葉があるけど、この「世間並み」とお道でいう「世界並み」、似ているようで、使い方は全然違うんだ。
よく、世間並みの学歴を持たせたいとか、世間並みの嫁入り道具を調えたとか「ある程度の水準」という意味もこめて、せめてもの願望である世間的な標準として使うことが多いよね。
それしらすみなの心ハたれにても
せかいなみなる事ばかりゆう 12・20
このところせかいなみとハおもうなよ
月日の心ばかりなるぞや 12・21
親神様のいわれる「世界並み」は世間一般的な標準ではないんだ。
親神様は、天才、学者、哲学者、芸術家、富豪、権力者など、世間並み以上の、すべての人間世界、すなわち、知恵学問、道徳、法律、財力、権力など、すべてを包含する人間の世界を指して「世界並み」とおっしゃっているんだ。
僕たちって、物事の善し悪し、優劣などをはかるとき、ついついまわりの水準を見てしまうけど、親神様がそんなところを見ておられるわけ無いものね。
この教えは、「世界並み」をはるかに越えた、この世治める真実の道であり、向かう先は、「世界並み」の幸福をまったく超えた陽気暮らしの境地なんだよね。
だから、僕たちは「世界並み」に落ち込まないよう、真実だめの教えの用木たる自覚と誇りをもって、勇んでひながたをたどるとともに、珍しいたすけの道を広く世界の人々に伝えることが肝心なんだよね。
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