劣等感

 三月になり、二年生も終わりに近づきました。四月からは妹も入学して来ます。通常三年生になると二階の教室へ移動しますが、特別支援学級はそのままです。何かが始まるたびに私自身が「大丈夫かな」と心配するのですが本人は意外とすんなり受け入れています。以前よりは「劣等感」を感じるようになっていますので自分なりに理解して納得しているのかもしれません。「何にも恥ずかしがらなくていい、たくさん色んな事が出来るようになったじゃない。体も強くなって沢山走れるようになったよね。」と話し、妹には「お兄ちゃんはお兄ちゃんのペースで勉強ができるようにしっかり先生に教えてもらっているのだから、もしも何か言われるような事があっても気にしなくていいよ。」と話しています。でも実際は毎日「楽しかった。」と言って帰り、学校の先生方もお友達もとても理解があり、恵まれた環境だと感謝しています。
 先日の懇談会で担任の先生から特別支援学級への理解がされにくい事への話の中で「目が悪くなればメガネをかける、足が悪くなれば杖や車椅子、耳が悪くなれば耳元で大きな声で話してもらう、補聴器をつける。それがあれば生活がしやすくなる。特別支援学級と同じと思う。」と話され、なるほどなぁと感じた次第です。
 また信仰面から私が感じたことですが、因縁の自覚はもちろんですが、この子を通して本当にいろいろな方と知り合えてたくさん考えさせられ、頭を下げること、嬉しい悲しいと感じた言葉を知ることが出来、この事が同じような悩み(?)を持つ方と共感できるのが何より有難いと感じています。またそうであっても元気な体を毎日使わせて頂いている喜びも感じております。
 新年度からも元気に喜んで通らせて頂きたいです。