親孝行は大切

 あけましておめでとうございます!昨年も大変お世話になりまして、本当にありがとうございました。また本年もよろしくお願いいたします。
過ぎてみるとなんでも早いもので、一年もあっという間ですが、子供たちもどんどん成長してきました。四月になれば長男は六年生になり、小学校も残りの一年だなんて、信じられないような気分です。
お陰様で大きな大病もせず、元気にお連れ通り頂いていることに感謝の思いです。私も親にならせて頂いて十一年が過ぎ、子育てをさせていただく中で、育ててもらった親の恩を今さらながら感じて居るような事です。 
赤ちゃんの時から、下痢をしたと言っては心配し、便秘が続くと言っては心配し、解消された時の喜びはひとしおで、本当ならば体調が特に問題のない毎日は、この喜び心いっぱいのまま過ごすべきなのに、ついつい当たり前の感覚になっていることに、反省させられます。しかし親神様、教祖は私たち人間にいつもこのような親心をお掛け下さっているのだと思います。その思いに答える努力をしなくてはいけません。
 おさしづに
親を孝行せず、親といふ理わすれ、親に不孝すれば、こんどの世はなにゝなるともわかりがたない/\ (明治四〇・四・九)
とあります。世間でも親孝行は大切と聞かせて頂きますが、お道では少し違ってというか、深くというか、親も子も選べない世界でお与え頂いた親子関係。これが{いんねん}である、そこを自覚して喜びを見付けて親に孝行して通るところに運命が変わってくる、全世界に通用する理合いであると聞かせて頂きます。今の自分たちは、親親、先祖代々が苦労して歩まれた根の上に立たせて頂いています。親から生まれた子供も成長して、親になり、感謝して通るところに、我が子や子孫が先々安心して立つことのできる根っこでできた、大きな大きな台が出来上がるのだと思います。
されど、なかなか実行の歩みは大変小さくて見えないくらいですが、今年一年また気持ちも新たに、親子共々頑張りたいと思います!