知ってますか?

 突然ですが『かがくる』って知ってますか? えっーと、これは朝日新聞が出している子供向けの週間科学雑誌です。ちょっと興味があって欲しかったのと、新聞をとってくれたら、かがくる代はタダにしてくれると言うので、新聞と同時にとりました。内容は子供たちの素朴な質問に答えてくれて、本当に分かりやすい。毎週楽しみにしているところです。
 その中に風はなぜ吹くの?というコーナーがありました。簡単に説明すると、暖められた空気が軽くなって上へ、冷たい空気は重いので下へ移動する、それが風というわけ。水も似ていて、前の楯縫の風呂をたいた時に、上の方だけ熱くて下がぬるいってのと同じ様な原理らしい。自然の中でいえば海辺で風が強いのは、太陽で陸が暖められると、陸の方が海面より温度が上がって陸の空気も温められて上昇し、冷たい海の空気が陸に向って吹くからの様です。夜になると風は逆に吹くみたいですけど。こういくことが分かりだすと、外へ出ても風や天気などの見方が変わっておもしろい。子供たちには良い勉強になると思います。(ボクもまだまだ子供です)
 話はかわりますが、ボクは去年の八月から本部の住宅をお借りしています。引っ越して来て少しすると、なんとガス警報器が鳴るんです。大丈夫?と思って近づいてみると止まる。(アレ?)そんな不思議な事がその後も何回かはありましたが特に何もせずにいました。
 それが今年の一、二月になると、バンバン鳴り出したんです。もちろんガス屋に来てもらって調べてもらったけど異常なし、ガス漏れも警報器もどこも悪くない、原因不明のまま、「また鳴ったら連絡下さい」と言って帰っていった。と、その三十分後に鳴り出し、三十秒ほどでとまる。
 確かに変な臭いはするな~と思って自分で色々調べてみることに。ここから自分での原因究明がはじまった。
 ウチはすっごい古い長屋で、狭いです。ガス湯沸かし器、洗濯機、風呂がメチャ狭い場所(空間)にあります。湯沸かし器と洗濯機は隣り合っていてその下にガス警報器がある。洗濯機の排水口と警報器の間は50㎝ほどしかない。排水口から流れ出た水は外の排水管へ。外の排水管は地中に埋まっているわけでもなく、外へ剥き出しになっていた。
 「アッ(空気は温度の違いで移動する・・・)なぞは解けた!」
 外の剥き出しの排水管が冷やされ、管の中の空気も冷える。その温度変化が原因で、室内へと変な臭いと共に流れ込んだ!!
 早速、排水管をしっかり密閉したところ、見事一度も鳴っていない。
 気付くのが遅かったかもしれへんけど、『かがくる』に助けられました。
 めでたし〳〵。
 ただ、ウチの両隣も同じ造りのはずなんだけど、どちらも全く鳴ってない、という新たな謎が残りました・・・!?