神様からのかりもの

PK「お~い、ゴビちゃん!」
ゴビ「あれ、ピッキーじゃないか!なんだい?」
PK「ゴビちゃん、ひどいんだよ。聞いてくれよ。」
ゴビ「おい、おぢばのマスコットが浮かない顔して、どうしたんだい?」
PK「このまえ、パピオにゲームのソフトを貸してあげたんだ。そうしたら、返すときに『面白くなかった。このゲームはクソゲーだ。』だって。ひどくない?」
ゴビ「そりゃ~パピオ君はひどいな~。でも、ピッキー、これは天の理を学ぶチャンスだぞ!」
PK「チャンス?何の事?」
ゴビ「うん、いいかい。もしパピオ君が『とっても面白かったよ。このゲームのお陰で楽しい一時を過ごせたよ。』ってお礼を言って返しに来たらどう思う?『こんなゲームであんなに喜んでくれて申し訳ない。今度はもっと良いゲームを貸してあげよう』ってなるよね。」
PK「うん、うん、確かにそうなると思うよ。」
ゴビ「だから…」
PK「あっ、そうか。だから僕達も親神様に対してかりものの体を日々感謝して使うと親神様もお喜びいただけるし、さらに、良いものを長く使わせて頂ける理も頂けるってことだね。」
ゴビ「そう、その通り。さらに、ピッキー。この世のものはすべて神様からのかりものだよね。」
PK「うん、確かに。」
ゴビ「だから、身体だけに限らず、子供だ妻だ、夫だ親だと一口に言っているけど、それらもすべて親神様からお与えいただいていると言えるんだよね。だから家族に対しても大事にすることはもちろん、尊敬し、感謝することを忘れてはいけないんだよね。」
PK「なるほどね。でも口で言うと簡単そうだけど、尊敬できない部分も見えてきたりして難しいかもしれないな~」
ゴビ「たしかに。人間っていうのは、人の悪いところを見つけるのはとても上手なんだよね。でも人の良いところを見つけるは下手なんだ。だから、うっかりすると良いところは当たり前と思い、悪いところばかり見て責めたりしてしまうんだよね。良いところ探し上手、良いところ感謝上手になることがまず肝心だよね。」
PK「ふむふむ。」
ゴビ「大事なことは、親と子、妻と夫、嫁と姑の仲は、すべて親神様から、それぞれのいんねんによって組み合わされたものであることを悟り、それを大切にし、感謝・尊敬してゆくことが借主である親神様のお心に添うことなんだ。」
PK「人の仲であってもかりものであることを悟り、感謝し、それを言動に現わすことが大事ってことか。」
ゴビ「そう、親神様は、かりものを上手につかう人が大好きなんだな~」