初夏

 初夏と言うには暑すぎる毎日ですが、子供たちは元気に保育所に通いプールを楽しんでいるようです。トシキも年中さんとなり、タンポポ教室でも保育所のほうでも「そろそろ就学に向けての準備として受診されてみてはいかがでしょうか」と言って頂く事がありました。
 学校に行けばまた一段とルールも増え、団体の中に合わせていく事が多くなります、
保育所でも迎えに行っても自分の思いが通り納得するまでは、我を出して頑として帰ろうとしません。正直私の見た感じでも先生が困っているのが分かります。
 子供を通して我慢すること、短気を出さないこと、自分が合わせていくこと、私のまだまだ足りないところを神様が教えて下さっているのだと感じます。実践はなかなか出来ないのですが・・・・。
 たくさん会話もできるようになり、私より出雲弁も上手になってきました。一つずつの成長も見逃さずに神様に感謝したいと思います。兄妹げんかも断然増えましたけど、ありがたいです。

逸話篇を読む 【煙草畑】 逸話篇97
 ある時、教祖は、和泉国の村上幸三郎に、「幻を見せてやろう。」と、仰せになり、お召しになっている赤衣の袖の内側が、見えるようになされた。幸三郎が、仰せ通り、袖の内側をのぞくと、そこには、我が家の煙草畑に、煙草の葉が、緑の色も濃く生き生きと茂っている姿が見えた。それで幸三郎は、お屋敷から自分の村へもどると、早速煙草畑へ行ってみた。すると、煙草の葉は、教祖の袖の内側で見たのと全く同じように、生き生きと茂っていた。それを見て、幸三郎は、安堵の思いと感謝の喜びに、思わずもひれ伏した。 というのは、おたすけに専念する余り、田畑の仕事は、作男にまかせきりだった。まかされた作男は、精一杯煙草作りに励み、その、よく茂った様子を一度見てほしい、と言っていたが、おたすけに精進する余り、一度も見に行く暇とてはなかった。が、気にかからない筈はなく、いつも心の片隅に、煙草畑が気がかりになっていた。そういう中からおぢばへ帰らせて頂いた時のことだったのである。幸三郎は、親神様の自由自在の御働きと、子供をおいたわり下さる親心に、今更のように深く感激した