一日保育士

 先日保育所で一日保育士がありました。今回は次男のクラスでお祖父さんお祖母さん方のふれあい委員さん方と粽(ちまき)づくりに参加しました。人生初の粽づくり!不器用な私には大変難しく出来上がりもゆるゆるグダグダでした。結婚して初めて粽を食べて、毎年それぞれの家庭で作られて、色々な巻き方があることを知りました。
 始めに職員の先生から、5月5日に粽を作って災いを除ける風習が端午の節句となったこと、魔よけの意味を持ち子供が無事に育つようにとの願いがこめられているとお話がありました。せいくらべを歌った後所長先生からせいくらべの意味を話され自分も昔、姉たちと父から柱に線を描いてもらったなぁと懐かしく思いました。最近は柱にわざわざしるしをつけるなんてあまりしないそうです。何はともあれこうして三世代が一緒に粽を作るなんて、子供たちもとても良い経験だっようです。
先月の九日に前会長様でありますお祖父さんがお出直しになりました。本当に皆様方には過分なお心遣いを頂き感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。 
 子供たちにとっても、それぞれに心の変化があったようで、お祖父さんとのお別れが自分の中で整理するまでに少し時間がかかったみたいでした。長男も御霊移しの儀の前に少し興奮状態になり、落ち着くように注意すると「家出する!」と雨の中を出て行ってしまい、この日のこの時間に何故!とまいってしまい、家に戻すまでとても大変でした。後日誰かに「おじいちゃんが居られんで寂しいね。」と言われると「最初は寂しかったけど今はさみしくないよ!」と話していて、やはり寂しくて初めてあんなことをしたのだろうかと思いました。また長女はお祖父さんの出直しについて日記を書きお祖父さんは寝たきりでも頑張ったと思うとか、それでもそばに居れて嬉しかったとか書いていました。
 それぞれの祭儀の後で、会長さんのお話や朝山の会長様のお話、また大人から聞かせてもらう「出直しのお話」が子供たちの中にも届いているように思います。知らないうちに労わる心や、敬う心を神様にお育て頂いていて嬉しく思いました。
「あーあ、早く生まれ変わったお祖父ちゃんに会いたいなー。ま、でもその時は僕もお祖父ちゃんも覚えてないんだけどね。」と長男。
本当に、前会長さん、またお会いできます日を私も楽しみにしております。