桜の開花は

 待ちに待った春、今年の桜の開花は平年に比べて遅かったみたいですね。こっちも平年より一日、去年より八日遅れだった様です。
 ところで、毎月、原稿を書いてて良かったと思うのは、その一月を振り返る作業が必要な事かな? 日々、淡々と暮らす中で、一定の期間で見つめ直す機会があるというのは、大切な事のように思います。
 今回も、いつもの様に3~4月にかけて何があったかなぁ~と考えて、よくよく考えてみると、我々家族三人にとって初めて春を迎えたわけで、その中で1つ感じた事がありました。
 冬場や寒い間は、子供も小さいし、外出し難かったけど、春になると陽気な天気に誘われて散歩の機会がドッと増えた。そして、散歩しながら、辺りの草花の美しさに感動した(本当に!)。
 今までは、時間があっても、散歩なんてするわけないし、桜が咲いたって、花見だと言っては、酒ばかり飲んでたから、そんな所に目が向かなかった。それが、ベビーカーを引きながら散歩することで「ほらキレイだね。」とか言いながら、実は自分達が一番はまってました。
 以前、ある人に聞いた話で、道を歩いてたら、そこにタンポポが咲いていたとする。気分が良い時は、「こんな所にキレイなタンポポが❤」となる、それが気分が悪い時には「なんで、こんな所にタンポポ生えてねん!!」となる。(かなり簡潔に書いています。)
 全く同じ花でも心次第で見える世界が変わってくる。という話を思い出しました。
 道端の草花は、今年、特別にキレイに咲いてたわけではなく、毎年同じ様に咲いてるはずです。子供と一緒に散歩することで、視界がガラッっと変わって、ずっと、そこにあった美しさに、今頃気付かされました。
 心が幸せの鍵と聞きますが、心の持ち方や視点の変化で、今の自分がどんなに幸せか。自分の周りには、幸せが沢山あるという事を、分かりやすいように、言葉も話せない娘からおしえてもらったような気がします。
 と、春だけにキレイに?まとめてみました。チャンチャン。