「かぐらづとめ」

 全世界を陽気ぐらしの世界に立て替えていくのって大変な作業だよね。「かぐらづとめ」という祭儀を通 して親神のお力添えを頂くことができるんだ。親神は、人間とこの世界を創ったときと同じ膨大なエネルギーをもって全人類が本来の姿で陽気ぐらしができるように働いてくださるんだよ。人間の心を改め、本来の姿に戻すための究極の手段といえるんだよね。
 「かぐらづとめ」は一種の踊りで、男5人、女5人、計10人の人々(つとめ人衆)が、それぞれお面 (かぐら面)をかぶり、親神の十全の働きを、それぞれの手振りにあらわしてつとめられるんだ。つとめる場所は、「ぢば」という所で、ここに親神が鎮まっておられるんだよ。そこには「かんろだい」という柱がたてられてあり、それを囲んでつとめるってわけ。
 「かぐらつとめ」のなかでは、陽気ぐらしの世界のありかたが示されているんだ。「かぐらづとめ」の進行中には、それぞれ異なった働きをするものが、陽気ぐらし実現という親神の思い一つに添っていく姿が表現されるんだよ。現実の世の中において私たち人間はそれぞれに個人差があり、異なった働き、能力などがあるよね。それらを陽気ぐらしを実現のために結集していくこと、その手本が示されているんだよ。
 つとめ人衆だけでなく、参拝するものすべてが心を一つにして、陽気ぐらし世界実現の上に親神のお力添えを願う、これが「かぐらづとめ」の目的なんだよ。それじゃあ、また次回会おうね!