ブラボー

 先日、保育所の「半日保育」へ行かせてもらった。保育士の先生と同じ仕事を体験しながら保育所での子供の様子を見せてもらうための行事だった。
 当日はあいにくの雨で予定していたプールのかわりに手作りスライムで教室の中で遊ぶ事になり、担任の先生から説明がある。「まず、どろんこ遊び用の服に着がえ、今着ている服はプールバッグへいれま~す。シャワー用のタオルはたたんで自分の名前の箱へ入れて、新しい服は棚へしまってくださ~い」「ハ~イ!」…難しい。トシキは分からんだろう…。
 理解以前にイヤイヤが始まり、まず絶対に着がえたがらない。他の子供達やお母さん方も居られるので顔はニコニコしながら、手は強引にぐいぐいと動かして何とか着がえさせるが、とても時間をとってしまった。
 すべてを終えてスタンバイOKの子も待っているし、『自分でさせると追いつかないな…(汗)』と思っていると何とそれから後の殆どの事はお友達がやってくれた(涙・涙)
 ごはんの時間も気まぐれに自分のはしをポンポン床へ落としたりするけど、それもお友達が何度も拾って戻してくれて、本当にこの小さな子供達に頭の下がる思いだった。「さんさい心」というけれど、子供達の心には人に親切にする事に何のためらいもなく、とても素直に身についているのだと感じた。何だか自分が恥ずかしくもあった(汗)。そんな友達の中で、少しずつだけど成長させて頂いている。会話もつながって交わす言葉も多くなり、興味のある物が増え、遅ればせながら「これ何?」という質問や「嫌!」という自我も出てきたり。
 毎朝登所すると何人かのお友達が熱烈大歓迎のキスをぶちゅぶちゅしてくれ(笑)本当に恵まれた人間関係というのはお金では買えないとてもありがたいもので、良い環境をトシキに与えて頂き、神様に感謝している。
 やっっっと自分のフルネーム、クラス、先生の名前が言える様になり「3才です!」もクリアできた。(只今約3才8か月)「4才です」はどれくらいかかるかな… 
 最近の彼のお気に入りの口ぐせは「ブラボー !ブラボー!」