IOEの手記

 先日前会長に「今日は3・11の日だよ、貴方は4・11で満二年が来るよ、覚えている?長かった?」と尋ねると首を横に振られ複雑な気持ちに成った。
 お陰さまで事故、入院、二度の手術、転院を経て一年と二ヶ月振りに退院そして訪問看護、介護、往診、訪問入浴の方々のお世話になりながら居宅介護を続けさせて頂いている。その間上級の会長様を始め信者様方のお願いづとめに始まり、おさづけをお取次ぎ頂き家族の協力によりここまで来させて頂いた。その間、一年間分からない者が会長代理をつとめさせて頂き、そして会長更迭をさせて頂きやっと今回の大節を振り返ってみるゆとりができた気がする。
 御教に「成って来る理を喜ぼう」と聞かせて頂く。自分にとって大変な思いがけない節でも、神様のなさる事には子供を思う深い理由(わけ)あってその事のはず。その理由を一つ一つ納得できた時心がたすかる気がする。節の渦中に居る時は無我夢中で、それを乗り越えた時初めて親の思いを分からせて頂けると思う。
 昨年の東日本大震災の節を通して当たり前は何一つ無いことを痛感する。当たり前を喜べる心作りが大事。
以前は私達の部屋は、寝るだけの寒い寒い部屋だったのに前会長が帰られてより家族が声がけに集まる賑やかな部屋に変わった。この冬は九人家族の洗濯物までが加湿を兼ねて所狭しと吊り下げられている。人生色々な景色を楽しんで喜んで通りたい。
 最後に私の好きな言葉《回っている駒は倒れない、喜んで働く運命は倒れない!!》