不足をやめよう

クマ「博士、オリンピックでカーリングを見てたら、結構おもしろい競技ですね。」
博士「そうかい?」
クマ「はい、中心のストーンが一発で押しだされて、形勢が入れ替わったりして。」
博士「なるほどね。ところで、クマモン。話は変わるが、カーリングの石のように、我々の不足心も打ち飛ばしもらって、満足心に入れ替えることが大事なんだよね。」
クマ「博士、今日は、不足心のお話ですね。そういえば神様のこどばに『不足は切る理、喜びはつなぐ理』とお聞かせ頂いただいたことがありました。」
博士「そうだよ。不足とは足らざる事。不足をすることはとても恐いんだよ。」
クマ「恐い?博士、不足って何が恐いんですか?」
博士「クマモン。人を不足するとどんな結果になると思う?」
クマ「・・・う~ん。具体的には分かりません。」
博士「人を不足すると、人に恵まれず、孤独の人生となるんだよ。分かるかい。それじゃあ同じように、家を不足するとどうなるかな?」
クマ「家に恵まれなくなるんですかね?」
博士「そう、つまり自分の家が持てぬだけでなく満足な家に住めなくなる。又、自分の給料を不足すれば、金が足らなくなる。そして、物に欠乏する。」
クマ「博士。不足って恐いですね。」
博士「そうだよ。不足多き者は、総てにおいて足らぬ運命がおとずれることになるんだよ。」
クマ「よし、ぼくは不足をせずに生きていくぞ~」
博士「反対に満足は満ち足りる事であり、人様に喜びと感謝を持ち、住む家やお与えに満足を感じる人には、総てにおいて充ち足りた運命がおとずれるんだよ。」
クマ「はい分かりました。満足が大切なんですね。」
博士「クマモン。神様は、『願い通りは聞き取れぬ、心通りの守護をしてやる』とおっしゃっているんだ。これは大事なことだよ。」
クマ「ハイ、博士。神様な何でも願いを聞いて下さると思い違いをしている人っていますよね。そこが違うんですよね。」
博士「いかにも」
クマ「そんな神様がいたら大変ですよ。」
博士「日々の心使い通りの守護をくださるから世の中が成り立ってゆくんだよね。」