をびや許し

 今朝のテレビで「お産のトラウマ」について放送していました。トラウマとは何か大きなストレスフルな出来事が過去にあって、それ が現在に影響を及ぼしているというような意味だそうです。
 何人かのお産経験者の方が話しをされていて、その時にかけられた身内からの言葉、病院や医師の対応への不満などなど。最初のほうを少し見ただけなのでどんな内容だったか全部は分かりませんでしたが、思い描いていた理想の出産ではなかった!とありました。
 「陽気」に連載中の助産師ようぼく物語にもありますが「母子共に無事にお産が終わるのは普通・当たり前と考える人と奇跡と思っている私との距離はあまりにも離れすぎています。」(陽気9月号)このことだなぁとあらためて感じました。
天理教では「をびや許し」を頂き予定日までの心使いに気をつけその日を迎えます。二包みめの御供を頂き出産に望みます。その時点での欲を言えば分娩時間が短くあればいいなと思うくらいで、何よりも元気に生まれてきてほしい、その上で自分の体も元気に終わらせて頂きたい。
 みんな同じだと思いますがそれだけで頭がいっぱいです。私は四人目の出産では産後出血が止まらず、分娩室からなかなか出ることが出来ませんでしたが、「をびや許しを頂いてたからこれで済んだなぁ」と思えることができました。こう思えるのが有難いのだと思いました。トラウマになるなんて可愛そうな気がして・・・。一人でも多く「をびや許し」を知ってもらい頂いてもらえるように頑張らないと。!頑張るぞ!