前生のいんねんを切る

博士「クマモン、『なるほどといふは前生のいんねんのさんげという』とおさしずにあるけどこんな言葉知ってるかい?」
クマ「知りません」
博士「世の中は良い事をして悪く言われる事がある。そんな時、人間心が働いて良い事をするのが馬鹿らしくなる。」
クマ「分かります。普通の人間心だとそうなりますよね。」
博士「人を助けることに専念し、ひとすじに信仰さして貰っているのに身上や事情が現れらどうなる?」
クマ「う~ん、心に迷いが生じると思います。」
博士「この時が一番大切な時なんじゃ。こんなにまでさせて貰っているのにと考えればそれまでである。」
クマ「難しいところですね。」
博士「悪口も病気も事情も、一日も早く私達子供である人間を助けてやりたいと、切ないまでの親心だよ。だから、こんな時はどんな心で通ればよいかな?」
クマ「はい、なるほどと頼もしい心をもって通ることが大事だと思います。」
博士「正解。そんな心で通れば、前生いんねんは切れると教えて頂いているんだよ」