IOEの急いで急がん道 3

 他宗の方が二人、我が教会へ来られました。何年来、時々来られる顔なじみの方である。今回のお話の内容は、先ずこの世の中は将来良く成ると思いますか?それとも悪くなると思いますか?又は今と変わらないと思いますか?との質問から始まりました。私は「私達人間の努力次第で良くも悪くもなると思いますよ」と答えると「私達の教えでは将来人間は死ななくても何日までも生きられるし、病気もなく幸せに生きられる世の中にして下さると約束して下さっている」と言われ、これに対して私は人の出直しのお話をさせて頂いた。「人の死は古い着物を脱いで新しい着物に着替える様なものと聞かせて頂いています。例えば、昼精一杯働いたり楽しんだり活動し、夜は体を休め全て神様にゆだねて我を忘れるのと同じと思います。元々人間は自分で生まれて来ようと自分の意志で生まれたのではなく、親神様のお取りはからいによって生まれさせて頂き、生かされているもので、死も又、親神様のおはたらきでと大食天王命様と申して、生まれる時、親と子の胎縁を切ってくださり出直しの時、息を引き取る世話をして下さいますよ」
 更にこれに対して「愛する人、大切な人を亡くす事は辛い事ですよね。これが無い世界にして下さるんですよ」と言われ、とう〳〵私は「我が子を生後八ヶ月で亡くしました。でも出直しの教理を聞かせて頂いたからこそ助けられ、その後十年余り後女の子を又お与え頂き、あの子が生まれ変わって着てくれたと喜ばせて頂きました。」等と玄関先でやりとりしていたら訪看さんが来られ、ここら辺で話は終わりましたが親神様の御教の一端でも伝えさせて頂けて有難かったです。他宗とは言え信仰しておられればこそ話に力が入って教会にも堂々と布教に歩かれる姿はとても立派だといつも感心させられます。私もお道の話が伝えられこの出会いを生かしたいと思っています。大教会よりの教祖一三〇年活動指針“一日一声にをいがけ”又頑張ります。