若いもん会

 以前、若いもん会でトンドさんをしている事を書いたと思いますが、今僕は、その若いもん会の会長を務めています。我が上岡田町は4町内(約70戸)で一つの区となっていて、若いもん会は15名います。ほぼ毎月集まって何かしていて、活発な会ではないでしょうか?皆で酒を飲んで騒いだり、地域の草刈りをしたり、二年に一度の夏の納涼会では、集会場で料理を振舞って、子供に射的や掬い物の遊びをしたり、抽選会もします。今年はその年で大変でした。そしてなんといっても活動のメインは、秋の祭りです!うちの区では、秋祭りの花づくりから、獅子舞、笛・太鼓の鳴り物、番内、すべて若いもん会でやっています。そういう地区はないと思います。
 一ヶ月前には集まり、役を決め、獅子舞の練習に、花折りをするわけです。もちろん仕事が終わって夜中にするわけです。僕は入会以来、丁度この時期夜勤をしてるので、練習というものにほとんど参加できなかったんです。しかし今年は会長という事で、職場に頼んで夜勤をせず、全ての練習日に出ました。やっぱり全て出るだけでも大変でした。僕は教会で育って、氏子でもなかったので、神社の祭りって、外から眺めてる記憶しかなかったけど、伝統や文化を守るって簡単じゃないんですね。
実は、今年は練習日を増やしたんですね、例年役割がマンネリ化してきて、年だけは確実に取って、実際はおじさんの会だから、このままでは続いていくはずはないので、納涼会の打ち上げの時に酔った勢いで「今年は早く集まって、練習日も増やして、出来るだけ新しい事に挑戦しませんか?」と声を上げると、了承してもらって、実際に沢山の練習に出てもらって、特に近年入会した方々が新しい事にチャレンジしてくれて、最近では一番活気があったと言ってもらいました。
当日は朝から雨が降り、風も強く心配しましたが、祭りが始まる昼過ぎにはしっかり晴れて無事スタートできました。上岡田町では、指定された六ヶ所で獅子舞を踊りますが、それまでに番内が各家を回り、回り終わった家の人はその場所に集まって貰って、獅子舞を見てもらいます。もちろん花も一緒に回ります。その後神社に向かいますが、久多美神社には他の区(5、6区はあると思う)も来ていて、順番待ちになります。順番が来ると、鳥居の前で踊って、花が上がって、最後に境内地で最後の獅子舞(奉納?)です。今年も問題なく終わる事が出来ました。
無理を聞いて貰って、練習を続けて、丸一日祭りに捧げて、大変なのが良くわかりましたが、更なる喜びにも気づけたように思いました。そして担い手がなかなか増えませんが、
この祭りが続いていけば良いなと思っています。