少年ひのきしん隊

 行事の多かった夏休みも終わりました。長男は初めて少年ひのきしん隊に、参加させてもらいました。一週間の合宿での参加にどうなることかと思いましたが、一緒に参加しくれたいとこや、兄弟教会の子供さんに助けてもらいながら、何とか共同生活を最後まで送ることができました。
 本人もとっても楽しかったようで、かけがえのない思い出になったようです。本当におぢばは有難いところです。
 また、人様に喜んでもらえるひのきしんを体験させてもらって、大きな心の成長になったようです。
 お道の教えに、「朝起き・正直・働き」があります。日々教えを実行するために、分かりやすく目処として教えて下さっています。また、『稿本天理教教祖伝逸話篇』に、こんなお話があります。
 「朝、起こされるのと、人を起こすのとでは、大きく徳、不徳に分かれるで。蔭でよく働き、人を褒めるは正直。聞いて行わないのは、その身が嘘になるで。もう少し、もう少しと、働いた上に働くのは、欲ではなく、真実の働きやで。」とあります。朝起きも起こされる側からのとらえ方ではなく、少し早く自分が起きて、人様にも声をかけさてもらう、お世話をさせてもらう、という事も大きなひのきしんであると言われているように思います。
 正直も嘘をつかないことが正直である、ではなく、「陰で手を抜いたり、人の悪口を言うていては、神様の受け取りはありませんで。」とあるように陰を大切にし、人の見ていないところで真実をつくし、人の良いところを見つけて、陰で褒めることが、お道のいう正直であると。
 働きとは「はたはたの者を楽にするから、はたらく(側楽)と言うのや」。教祖の教える「働き」とは、仕事というより楽しむもの。と聞かせていただきます。
 どれも大切なかどめですが、まずは朝起きを清々しく、実践していきたいと親子でおもっています。「朝の遅れは一日の遅れ、一日の遅れは生涯の遅れ。」という、どきっとする言葉も聞かせてもらったことがあります。
 生かされている喜びを、朝夕のおつとめに家族で感謝申し上げていきたいです。