初秋

 だんだんと秋らしくなってまいりました。毛布を出したり、衣替えをしたり、旬のものをよばれたり、何かにつけて季節の変わり目を感じ、有難く思います。
 今月の五日、当教会の秋の大祭には、次女の保育所最後の運動会が重なりました。親はどうしても行かせてもらえませんので、休ませるかどうするか考えておりましたが、中学三年生になる従姉妹の日菜ちゃんにお願いしてみました。快く引き受けてくれて、とっても嬉しかったです。本人も親はいなくても大好きな日菜ちゃんなら「やったー」と喜んでいました。後日他所の保護者さん、先生方からも「お姉ちゃん、上手にやっとらいたよー!」と声をかけていただき、暑い中頑張って親代わりをしてくれて、感謝の一日でした。また「お祭りだったんだね」「お祭りは済んだ?」と言ってくださる方もいて、月次祭の存在も少し知ってもらえたかな?なんて思っています。
 只今ラグビーワールドカップで盛り上がっておりますが、日本のおもてなし文化も話題になっていますよね。選手たちも試合後観客に深々と日本式の感謝のお辞儀をしたり、使用したロッカー室を清掃して帰ったり。見させてもらうと、思いやりや、温かい気持ちのほうが、やはり大きな力を生み出すのだと感じます。言葉が通じなくとも、伝わって広がっていく大きなエネルギーになるのですね。
 現代はいじめ問題や様々なハラスメントにあふれています。中東では争いが絶えず、日本に近い国でもデモや不買運動、警官との衝突。毎日のようにニュースに流れています。
 教祖の「やさしい心になりなされや。人を救けなされや。癖、性分を取りなされや。 」「上から道をつけては、下の者が寄りつけるか。下から道をつけたら、上の者も下の者も皆つきよいやろう。」お言葉。低い心がつなぐ力になるのだなあと思わせてもらいました。
 このワールドカップで、ルールは全く分かりませんが、私も温かい気持ちになりました。