IOEの急いで急がん道
楯縫創立九十周年を今月五日に陽気の会長様、朝山の会長様奥様、成相真様を迎え、若い用木の方々も参拝頂き賑やかに勤め終えさせて頂きとてもうれしい限りです。一口に九〇年と言っても大変昔の話の様だが、考えてみるとこの半分の四十五年は私はこの教会の中で生活させて頂いて来た事に気付き、届かぬながらも勿体ない事です。続いてこそ道と言うとお聞かせ頂きます。今後も道の為、伝道に力を入れねばと思います。
さて前会長の大節より早くも今月の十一日で五年の月日が流れました。思い返しますと、二度の手術、術後の首の固定、人工呼吸器と明日どうなるかの心配の日々の中、五か月後、医大より市民病院への転院、そして更に九カ月後呼吸器が外され、会長更迭の奉告祭を終えるのを待って一年二ヶ月振りに教会へ帰らせて頂く事ができした。初めの一年は事故処理、会長代理のつとめ、欠かさず通ったおさづけの取り次ぎ等々で体重が5㎏減った、人生は予想通りでは無いと知りつつも、このまさかの大節でハッキリ自覚出来た。この節の中にも無難に導いて頂いたと喜べる事がたくさん有った。先ず息子夫婦が3年間の詰所勤務を終えて帰って来てからの事故で、私一人ならとうてい乗り切れなかっただろう、そして事故の二日前には大教会の当番だったが、遠い他県での事故だったらどんなに大変だっただろう、又、相手の方に外傷が殆どなく通常幼児を乗せておられたのにその時は一人乗っておられた事等々・・。
お陰様で今月の十六日で七十歳の誕生日が迎えられた、最近聞いた話で同じ頚髄(けいずい)損傷で三十才位の乳飲み子を持つ若い方が動けぬ体で夜も眠れず苦しんでおられるらしいです。大変可哀想に思います。たまに熱や痰に悩まされる事も有りますが、安定している時が多く介護も家族の協力や良い医療制度のお陰で順調にさせて頂けて感謝しています。
五年間を振り返っての思いを書かせて頂きました。
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