島根教区委員部長研修会

 先月、島根教区の委員部長研修会が開催されました。参加者は百名あまりでした。講演には高知県から婦人会の先生がお話に来てくださいました。お子さんは、なんと九人!住み込みさんも居られて、御用も大変忙しい中の子育てだったそうです。
 子供たちにはなかなか思うような十分な子育てはできなかったけれど、毎晩寝かしつけるときに一人一人に「お前はお母さんの宝だよ、お前が一番大好きだよ。」と言葉をかけていたそうです。ある時みんな寝たと思い部屋を出ると、声が聞こえてきて、一人が「お母さんは僕が一番好きだと言った。」と言うとその隣の子も「僕も一番好きと言った。」と言い、またその隣も「私のことが一番と言った。」と聞こえてきたと話され、おかしくも微笑ましく思いました。
 男、女の徳分についても分かりやすく丁寧にお話しくだされました。天は男の理。天気は晴れたり、曇ったり、雨が降ったり風が吹いたり常に変化する。ある意味自由である。台地は女の理。何があっても台地は動かない。天は降りたいように降らし、晴れたいように晴れる、これが天の与え。台地は文句も言わず受けとめ物が育つ養分に変える、命を育てることができる。天は見上げるものだが、天に命は育たない。嫌なことも良いこともみんな受け入れ人を育てる肥しを作ることができる。これが女の徳分とありました。そして私が一番はっとした事が、おぢばのかぐらづとめでは、たいしょく天のみこと様は女面であります。というお話でした。
 お働きは「世界では切ること一切の守護の理」です。先生は良き因縁をつなぐ事も悪しき因縁を切る事も女の働きとお話し下されましたが、確かに、私達の生きていく中で様々な繋がりを繋げていく事も然りですが、何となく切っていくのも女性の方が多いような気がしました。「奥さん次第、女次第」と世間でも聞かせてもらいますが、身につまされる思いがしました。
 いかん、いかん!と反省し、良いほうに使わせて頂く努力をしなくては!どんな小さなことでも繋いで、繋いで。いつも忘れぬよう、心にとめておかねばなりません!!