特別支援教育講座

 先月、出雲市役所くにびき大ホールで「特別支援教育講座」があり、受講させて頂きました。発達の仕方に生まれつき凹凸があり、その特性ゆえ、周囲とのトラブルが起きやすいのが事実。周りが理解を深めることで大きく変わってくる。という内容でした。
 大きく変わるというのは、幼少期に周りがうまく関わることで、後々就労、自立への道が付きやすくなるというものです。その中で、「発達障害児の中には、人との距離感が非常に取りづらい、分かりにくい子供さんが多い。」とありました。確かに、うちの子を見ていてもなかなか上手く関われないことが多いです。例えば悪いと思って謝ろうとしますが、「ごめんね」を何度も繰り返して伝える。「いいよ」と言われても終われない。ふざけて、ちょっかいを出して、相手が飽きて嫌がっていても、その反応は理解できずに続けてしまうなど。
「赤ちゃんの頃は、泣けばおむつを替え、母乳を与え、あやして寝かせると常に関わっていく生活から、だんだん手が離れていきます。幼少期はたまにぎゅうっと抱きしめたり、分からないところは手を差し伸べたり。中学、高校となれば殆ど自分で考えて、行動し、スキンシップをとる事も減ります。また干渉されることも嫌ってきます。そして大人になり、自立へとつながります。人はこういった距離感で成長します。」とありました。これは他人への距離感も同じような段階で進むそうです。確かに大人でも、過度な詮索や干渉は嫌煙されがちです。
 以前二歳ころの発達テストで物の大小の違いや、長短、重い軽いなどの項目があり、難しくて答えられない事がありました。私は「教えてもらわないとわからないのだな」とその時感じました。今回のお話でも感じましたが、一つ一つ根気強く教えていかなくてはいけないと思ったはもちろんですが、私たちは、人から教えてもらわなくても、自然に身ついて来たことが沢山あって、これも有難い神様のご守護だと、人間は本当に緻密な機能が備わっていて、不思議な力で生かされていると改めて感じました。また我が子が大きくなった時に、同じような方に携わるご縁があったときは、この不思議な神様のご守護もたくさん話させてもらえる人間になってほしいなぁと、これからすべき課題はさておき、後半は妄想でわくわくしながら受講させて頂きました。(笑)