ひのきしん

「ひのきしん」と言えば、世の中の人々は簡単に、奉仕活動やボランティアというふうに受け取っているじゃないかな。それは形の上から見た一部分の意味だけをとらえているのですよ。
「ひのきしん」とは、しいて漢字を当てれば、「日の寄進」となるでしょう。「寄進」とは辞書によると「社寺へ財物を寄付すること。」とあるけど、教祖は、昔から使われて来た意味、お金持ちの人が特別の時期に財物をお供えする恵まれた人にしか出来ない「寄進」ではなくて、どんな人でも日々の生活の中で実行できる親神様への捧げ物として「ひのきしん」を教えて下さったんですよ。
日々何不自由なく体を使わせて頂ける喜び。無事結構に一日をお連れ通り頂いた喜び。生かされている喜び。親神様への喜びと感謝の心から生まれる行動は、どんなことがあってもすべて「ひのきしん」なのですよ。姿形ではなくそこに込められた心が一番大切なんですね。