EM

 今年は例年より桜の開花が早かったらしい。ついこの前まで、記録的な積雪と言ってたのがウソみたいだ。
 以前、ボクが畑をやってると書いたはずだけど、こうして春がやって来ると畑は忙しくなってくる。趣味でやってるようなものだから楽しみなんだけど、ただ一つ畑を耕すのは、体力的、時間的にも大変。
 そこで今年は、新しい栽培方法に挑戦することにした。
 ボクは『エコ・ピュア』環境マガジンという雑誌をとってます。EM(エフェクティブ・マイクロオーガニズムの頭文字から付けた造語、有用微生物群という意味)の普及を目的とした情報誌といったところです。それを読んでたら、EMを使った不耕起栽培というコーナーがあった。
 不耕起?
 水田の不耕起栽培は聞いたことあったけど、畑では初耳(初目)?だ。
 それによると「耕やさないことで、土の中の小動物や微生物のコロニーが働き、土の団粒化が進む。また、雑草のタネを掘り起こさないので、年々、雑草が減ってく。」
おもしろそうだ!
 もっと詳しくと思って、不耕起栽培の書籍を探してきた。そこにも「耕やさずとも、段々畑が柔らかくなるから不思議。それは野菜の根が深くまで張ってできた根穴とミミズや微生物が作った団粒構造が、年々発達し、クッションのような快適な土壌になるから」と書いてある。
 更に「大きな機械がなく、手間や費用をかけずに自由な発想で、楽しくやりたい家庭栽培の方が、野菜のもっている力を発揮させる、この不耕起栽培は、うってつけの方法」ときたもんだから、今の状況にピッタリと思って『不耕起栽培』に挑むことにしました。
 早速、ジャガイモを不耕起でやってみましたが、確かに楽です。不安にもなるけど、自然の力を信じて不耕起で植えて植えて植えまくるゾ~