発達障害の子供たち
一年の半分が終わろうとしています。子供たちも連日虫取りや木の実探しに余念がない様子です。
来年の小学校入学にあたり、夫婦はもちろんですが、病院の先生、保育所の先生方、教育委員会と様々な話し合いの場がもたれました。どこの方々も親身になって考えて下さり、有り難い限りでした。
色々と話し合った結果、特別支援クラスを希望することになり、入学予定の小学校では新設ということもあって着々とリフォームが進んでいるとの事です。同じ子育て教室に通っているお母さんが「発達障害の子供たち」という本を貸してくださいました。
「何が何でも通常学級と言われる保護者の方は考えてみて頂きたい。例えば自分が全く理解できない外国語のみの会議で時に意見や回答を求められて困惑するといった状況を。それが45分着席したまま余所見することも許されず、一日に数本、しかも毎日である。」私が小中学校のころ、全く会話もできず、勉強もできない、運動も極端に苦手な同級生がおられました。私は小学校2年生までしか同じクラスではありませんでしたが、彼女は友達と遊ぶことも無く、学校で誰かと話している所も見たことが無く受験も失敗されそのまま卒業されました。わが事になってみてふと彼女のことを思い出しましたが、早い段階で大人が何らかの対応をとっていたら彼女の学校生活は変わっていたのではないかなと思います。子供の自分ではどうすることもできない壁があったのではないかと思うのです。
「なぜ自分だけ特別でと嫌な思いをするのではないか」「そこまで大げさにしなくても」色々な意見も頂きました。それもそうかもしれませんが、そうであってもほかにもっと身につけなくてはいけない事がたくさんあると言う事であって、それがかわそうだからそうしないのでは、結果かわいそうな事になるのではないかと思いました。昔と違い、今はなるべく集団の中で生活させて難しい授業を個別でという方針らしく毎年の就学相談で通常に戻る事は可能だそうです。どこに居ても神様に守って頂いていると喜んでもたれて行きたいです。
今回の件で改めて向き合う事ができたのもそうですが、トシキを取り巻く環境の中でたくさんの方々が毎日思いをかけて下さっているのかが分かることができて嬉しかったです。先日の運動会でも担任の先生から「今日のトシキ君は今までで一番頑張っていて何度も涙が出そうになりました」と言って頂き、別の先生も「頑張っておられましたね!感動しちゃった!」と言いに来て下さいました。実際私が見た感じではもどかしいばっかりだったのですが(笑)
また明日からも親子共々頑張ります。
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