入学

 すっかり春らしくなって、みんなそれぞれ進級、進学させていただきました。
 長男も中学校へ無事に入学し、スクールバスもうちの前から出ていますが、四・五キロの道のりを毎日自転車で通っています。毎日楽しいようで、おかげさまで良いスタートを切らせてもらって、喜んでいます。
 さて、先日保育所で保護者会があり、講演会もありました。安来市教育支援センタースーパーバイザー:繁浪啓子先生のお話でした。私は今回が二回目でした。自分は大切にされている、理解されている、認められていると感じると、自己肯定感がうまれ、意欲ややる気、困難を退治しようとする力につながるそうです。 
 ここ数年、色々な先生のお話を聞かせてもらい思うのは{自尊感情}についての事が多いと感じます。近年様々な痛ましいニュースが耳に入りますが、対象が無差別だったり、弱者だったりします。幼少期しっかりとした愛情を実感して育つと、自尊感情が育ち、自分を大切にして、同じように他人も大切にできる。命の尊さも感じるようになるそうです。
 そしてその愛情の中には母性原理、父性原理があって、母性がすべての子供を平等に扱うのに対して父性原理は、個性や能力を見て、冷静に建設的に作りあげていく力だそうです。なので他人や社会とうまく付き合っていくためのルールを教えたり、人間関係が悪くなった時の修復の仕方を教えたりすることが大切。と聞かせてもらいました。父と母の役割があるというわけではなく、どちらの原理もバランスよく教えていくという意味です。
 子育てという大きな括りも分解してみると面白く、興味深いものです。そしていつも思いますが、子供相手だけでなく大人の人間関係にも通じるということです。親神様の元の理のお話にも通じていると思います。
 わが子にも、自分と同じように人様も大切にできる心を育てていきたいです。